2015年7月アーカイブ

ただ今ご紹介にあずかりました今張と申します。

ご指名により、ひと言お祝いを述べさせていただきます。

宮川君、加奈さん、ご結婚おめでとうございます。

ご両家の皆様には、心よりお喜び申し上げます。

私は、新郎宮川君とはこの五年間、同じ職場で過ごしてまいりました。

宮川君は、正確で几帳面な仕事ぶりを持って、私どもの工場でコンピュータ管理の部署を担当しています。

わが社では、数年前から全ての作業工程をコンピュータで制御しており、このささやかな産業革命のおかげで、よくなった面も数々あります。

しかし、これも肝腎のコンピュータが正しく作動すればこそです。

そうした重い責任を任され、宮川君はコンピュータ管理に、日々努力しているのでございます。

それにしても、最先端のコンピュータと向き合っていますと、私たちは、二十世紀も後半の「ハイテク時代」に生きているのだなと、つくづく実感

いたします。

その反面、例えいつの時代でも人々が暮らしのために、いろいろな製品を作り出していくことに感動のようなものを覚えます。

お二人の結婚生活も同じでございましょう。

これから宮川君と加奈さんは、愛情と信頼という目には見えない製品を作り出すという、新しい共同作業を始められるのです。

それで思い出しますのは、「金と銀は、火の中で精錬されてから、はじめて輝く」という格言です。

何か新しいものが作られる時には、必ず試練があるものです。

お二人もこれから、何かとご苦労もおありでしょう。

しかし、社会や家庭という火の中で長い間もまれていくうちに、はじめて成果が現れ、夫として妻として、そしてご夫婦としての輝きも出てくるものと確信いたします。

宮川君には、お二人の精錬工程をストップさせることなく、常に仕事も家庭も上手にコントロールしていかれることを、お願いいたします。

本日はこのような素晴らしいお席にお招きいただき、ありがとうございました。

ご両家ご親族の皆様、また本日ご列席の皆々様のご健康とご発展をお祈りいたしまして、私のご挨拶を結ばせていただきます。


どこまでも澄み渡った秋晴れのよき日に、かくも晴れやかな華燭の典にお招きいただきまして、ありがとうございます。

新郎新婦はもとより、ご両家のご両親、ご親族の皆様方のお喜びはいかほどかとお察し申し上げます。

ご紹介いただきました、株式会社ミヤマの佐藤宏一と申します。

私どもの工場では、家庭用品の製造をしておりますが、新郎広田君は、その生産ラインの主任という重責を担っておられる、優秀なスタッフでございます。

家庭用品業界はまさに日進月歩、めまぐるしく新製品の開発競争が行われておりまして、研究開発部門はもとより、全ての社員一人一人の創意工夫と熱意がカギでございます。

広田君は発明考案を趣味とする創意工夫の人でありまして、まさにわが社の求める前途有為の人材であります。

かつて、広田君が入社する時の入社試験に、明治時代に行われた「第一回発明賞」台所部門の第一位は何か、というのが出題されたのですが、正

解者はたった一人だけでした。

それが広田君だったのです。

ところで皆様方、それは何だとお思いですか。

じつは、あの「まな板」
なのです。

当時はまだわずかしか応募はありませんでしたが、一位には金杯と副賞百円が贈られ、注目されました。

当時、東京の一軒家の家賃が五円から七円が相場でしたから、百円は今では数百万円に当たる大金でした。

まな板は誰でもが考えそうで、誰も思いつかなかった"コロンブスの卵"のようなものです。

また、単純とは言いながら、使い道は無限にあります。

何よりも、あたたかい家庭がある限り使用される傑作です。

広田君はこの発想を、常にご自分の創造の手本とされているそうでございます。

広田君は個人的にも実用新案などのパテントをいくつも保持され、社内で行われている提案制度での提案の数は、何度も一位に輝いたほどです。

その広田君が、今日から新品のまな板をそろえて、新しい家庭をお持ちになります。

これからは、才気あふれる新婦好子さんの内助よろしきを得て、さぞや斬新で創意に満ちたご家庭が創造されることでしょう。

今から楽しみでございます。

とりとめのないお話になりましたが、これを持ちまして私のお祝いの言葉に代えさせていただきます。国際結婚