2015年5月アーカイブ

売れる商品にはワケがある。

努力がある。

改良する勇気がある。

問題点を改良してこそ競争に勝てるというものである。

結婚したい男性の「マザコン」「嘘をつく」「すぐ怒る」「不潔」などは、心掛け次第で必ず改良できる。

その努力もしないで「なぜ、売れないんだ」とぼやいていてもターゲットは離れていくばかりだ。

「どうしていままで自分が独身でいたのかを考えてほしい」という手厳しい意見もある。

改善する勇気が結婚力を培増してくれるのだ。

ロストーカーにならない、いい「しつこさ」でいこう〈頻度の法則〉広告では頻度が非常に重要だ。

人間はテレビ広告で週に1回、月間4・3回、3カ月で13回の優良なメッセージを伝達されると、行動を起こすという法則がある。

これは1960年代の後半に米国で開発された日用品のためのTV広告のノウハウで、最少限の予算で最良の効果が得られるテレビ戦術である。

これを頻度(フリクエンシー)の法則という。

3カ月13回というのは、13週間受け続けたメッセージは人間の記憶の中に組み入れられ半年以上忘却線が落ちない、という実験結果からきている。

衝撃的な少子化データが発表され、メディアが大きく取り上げたことにより、この「なぜ?」に関して多くの識者の分析が紙面に紹介された。

女性の社会進出、高学歴化、少子化対策の遅れなど、それぞれの見解は傾聴に値するものも多かったが、総じて重要な点が一つ抜けていた。

それは「産む気になれない」という精神的な問題を重要視した意見がどういうわけか少なかったことである。

"子どもを産む"ということは、単に保育所を増やせば解決するという物理的な問題ではない。

心に不安のある人は子どもを産まない。

将来に希望を持てない人も子どもを産まない。

自信のない人、誇りを持てない人も子どもは産まないのである。

高校生を対象にした調査であるが、米国、中国と比べてあまりにも日本人の気分は停滞している。

70%以上が自分をダメな人間だと思い、60%以上が自信がなく、50%以上が誇りを持てないと答えている国の国民が、なぜ子どもを産むだろうか。

国は総力をあげて若者たちに「自信」と「誇り」を取り戻させねばならない。

「自信」と「誇り」の回復は必ずや出生率を向上させるだろう。