国際結婚で失敗しても、相手の国を憎まない

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国際結婚がうまくいかなくなったからといって、相手が自分の前から消えることを望んだり、実際に相手を物理的あるいは心理的な力で排斥するといった行動に出るとすれば、問題を引き起こすことになるのです。

孤立状態で生活したり生存できる時は、相手を意識の上でも行動の上でも、排斥することは実際的に可能でしょう。

しかし、国際化が進んだ今の時代は、国としても個人としても、他の国や他の国の人びとを排斥して孤立することは許されません。

しかし、相手を排斥しないと自分が脅かされるのではないかという、不安に駆られる心理が働くことも事実なのです。

例えば、他の国の人とディスカッションをしている時、相手の主張や論理に言い負かされそうになることがあります。

その時、相手を排斥しないと、自分が相手の考えに巻き込まれるのではと、不安になることがあります。

それは、自分自身の主体性の弱さを無意識に感じているために、相手を排斥することによって自分を守ろうとしているのです。

自分の主体性が強いので相手を退けているのではなく、自分の主体性が弱いということを感じているので、相手を退けるという心理状態になっているのです。


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このページは、-が2013年7月23日 20:11に書いたブログ記事です。

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