日本で国際結婚が増えた背景

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1960年代までは国際結婚は日本では一般的でなく、国際結婚といえば、日本人の水商売関係の女性と欧米人、特にアメリカの軍人との結婚というイメージがありました。

しかし、1970年代に入りさまざまな国の人との結婚が徐々に増えていき、国際結婚も特別のものではなく一般的なものとして社会に受け入れられ始め、その数は年間三万組を超えました。

国際結婚をした人達がどういう縁で結ばれたかを見てみますと、外国や日本の企業に外国人が就職してその企業や取引先の人達との出会いの中で男女の結婚に至るケースが見受けられます。また、留学生、就学生、企業への研修生等が職場や学校で知り合うとか、国際交流という名のサークルにおいて知り合う、日本人が海外に仕事、観光等で出掛けて行き現地で知り合って交際から結婚へという展開となっています。

一方、仕事に追いまくられたり、地方や過疎地に住んでいる三〇代後半から五〇代の男性は、そもそも身の回りに外国人がおらず、コミュニケーションとしての語学もできない人が大半です。これでは、触れ合いのチャンスどころではありません。

そこで、地方を中心として結婚という言葉が喧伝され、行政機関や地方の公益団体等が過疎対策として国際結婚に取り組むところがでてきました。






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