海外の人に対する誤解や偏見

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人と人との関係が希薄となり、自分中心主義が当たり前となっている今の日本人に見られる傾向だとも言えます。

海外の国について関心を持つということは、その国や人との間になんらかの関係が始まることを意味します。

海外の人との相手との関係は、すべてが好ましいものとは限らず、時には、わずらわしいこともあります。

対立、争い、不信などの事態が起きることも考えられます。

このような事態を避けようとして、相手との関係が深まらないように無関心な態度を取ると考えられます。

しかし、国際化時代の今日、相手を無視したり、無関心な態度を取ると、他の国から批判や非難を受けます。

無関心な態度が意図的ではないとしても、相手に理解されない場合は、国と国との間の誤解や偏見が生じる結果をもたらすのです。

接触することによって自分を不安に陥れる異なった文化・人・物に対して、自分自身を守ろうとするのが、多くの人が示す態度、行動です。

私は優秀であり、私の考えは絶対に正しい、間違っているのは、そちらの側だということに固執することは、防衛的態度・行動の典型的な形です。

ある事柄や行動が正しいかどうかを判断する基準は、その事柄や行動が置かれている状況の中で設定されなければなりません。

また、その事柄や行動にかかわる当事者全員の考え方によって確かめられ、検証されない限り、正しいということを判定することはできません。


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