2017年6月アーカイブ

〈式の準備〉
新郎の自宅あるいは、媒酌人宅で行なうのがふつうです。

式場となる部屋の床の間には、松竹梅や鶴亀などのおめでたい絵柄の掛け軸が飾られます。

その前には、縁起物の飾りつけがほどこされ、雄蝶と雌蝶のお銚子が並べられます。

以上のような準備をして、新婦を待ちます。

新婦宅では、花嫁を送り出す儀式を行ないます。

それが終わると、新婦は使者とともに新郎宅へ向かいます。

通常、使者には媒酌人か媒酌人夫人がなります。

新婦が到着すると、式場に参列者が集まり、座ります。

床の間を上座として、向かって左が新郎の親族、右が新婦の親族になります。

(披露宴では、血縁が深くなるほど席が末席になります)
席がととのうと、いよいよ式のはじまりです。

(1)入場
新郎が媒酌人に付き添われて入場し、席につき、新婦が向かいに座るのを待ちます。

続いて、媒酌人夫人に付き添われた新婦が入場し、新郎と向き合って座ります。

媒酌人と媒酌人夫人もそれぞれの横に座り、向き合います。

自宅結婚式とは

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神前結婚式や仏前、教会などの結婚式が現在のように一般的になる以前は、自宅で結婚式を挙げるのが普通だったのですが、最近はこの形式で挙式する人はずいぶん少なくなったようです。

それでも、古い風習を守っている家や、地方によっては、現在も自宅で結婚式を挙げているところもあります。

ひとくちに「自宅結婚式」といっても、式の進め方はさまざまで、その地方独特の習慣が生かされていることが多いようです。

ですから、古くからのしきたりにのっとって自宅結婚式を行なう場合は、地方のしきたりをよく知っている人の協力が必要になります。


また、式の準備などに、多くの人手を必要とするため、近所の人たちにお手伝いをお願いすることが多いようです。

このように、地域ぐるみで結婚をお祝いするのが、本来の自宅結婚式の特徴といえるでしょう。

けれども、近頃は、式だけを自宅で行ない、会場を料亭などに移して、披露宴を行なう場合が増えているようです。

これとは別に、しきたりにこだわらず、自宅で結婚式を挙げるカップルもあります。

たとえば、自宅にごく親しい知人をよんで、パーティーを開き、みんなの前で結婚の誓いをするなど、人によってさまざまな方法が考えられます。

自宅結婚式の現代版といえるでしょう。

この方法は、人前結婚式のほうに近いので、ここでは、伝統的な自宅結婚式の一例を紹介します。

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