2018年10月アーカイブ

■結婚が決まったら
結婚は本人にとっては一生の大事に違いないが、あくまで私的な慶事である。

その準備はなにかとあわただしいものだが、業務に支障をきたすことのないような配慮が必要である。

いかなる場合も、公私のけじめをつけるのはビジネスマンの心得のうちである。

取引先関係者はいうまでもなく、社内の同僚にも必要以上にふれ回らないこと。

特に、下請け業者や、得意先の担当者への伝え方には慎重を要する。

個人的な事情で迷感をかけることにもなりかねないからだ。

まず上司とか会社の人事部などへ報告し、然るべき手続きをとることが第一だろう。

一定の手順をふめば、それによっておのずと職場内に伝わり、自分自身でいちいちふれまわる必要がなくなるものである。



■上司への報告
短期間とはいえ、まとめて会社を休むわけだから、業務進行上の配慮が必要になり、職場結婚であれば人事上の配慮も必要になるので報告は早めにする。

また、そうした業務上の問題以外にも、上司への配慮という点でも報告は早いほうがいい。

部署の人間が全員知っているのに、直属上司だけが知らなかったというような事態は、避けたい。

プライベートなこととはいえ、人間関係が気まずいものになりかねない。

職場結婚の場合には、いっそうこうした配慮が必要となる。



■結婚した旨の届出
総務部・人事部など規定の部署へ、定められた用紙(書式)で届けを提出する。

これを行わないと、社内の慶弔規定による、結婚祝い金や、扶養家族手当の支給がされなかったり、遅れたりする。

また健康保険証の記載事項の変更などの手続きも忘れないようにする。



シニア結婚
■披露宴への出席の依頼を受けたら
披露宴への出席の依頼を受けたら、事情の許すかぎり快く応じたい。

口頭による招待に口頭で返事をする場合も少なくないが、招待状が送られてきたら、あらためて返信の形で返事をする。

出欠の整理は本人が行っているとは限らないし、本人に口頭で返事をしただけでは間達いも起こりやすいからだ。



■同僚としての心得
披露宴の手伝いなど協力を
披露宴の世話係やスピーチを頼まれたら、よほどの理由がないかぎり快く引き受けたい。

できる形で宴のスムーズな進行を助けたり、雰囲気を盛り上げるために協力を惜しまない。

同僚として披露宴に出席する場合も、単なる招待客としておさまっているだけでなく、いつでも宴の進行の協力者になれる心構えをもちたい。

プログラムに穴があきそうなとき、時間つなぎがほしいときなど、気楽に頼める人がいることは、司会者にとっても心強いもの。



■媒酌人を依頼された場合
立場を自覚して
部下から媒酌人を依頼されたからといって、無造作に引き受けていいというものではない。

特に、直属上司だからという理由で課長クラスが依頼された場合などは、組織人としての事情を考慮する必要がある。

社内に、媒酌人として、よりふさわしい人物がほかにいるかもしれないのだ。

ときには、その人物に橋渡しをする役割を果たす必要もあろう。

自分が引き受けることに問題があると判断したら、依頼者に再考を促してもよかろう。

もちろん、引き受けることに問題がなければ快く承諾したい。

また、支障があっても、本人がどうしても、ということだったら、きちんと根回しをしたうえで引き受けるようにする。

なお、これは部下に限ったことではないが、当人が評価できる人物だと思えないときは、媒酌人を引き受けるべきではない。

本人を傷つけない理由をつけて断るようにする。



国際結婚

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